下松市教委が方針 下松市教委は、同市笠戸島の笠戸小を2015年度末で廃校にする方針を決めた。今後の児童増が見込めないためで、自治会や保護者も了承したという。廃校は同市の小学校では初めてとなる。 市教委によると、本年度の児童数は3〜6年の9人。うち3人が本年度末で卒業する一方、新規入学者は来年度の1人を含め2人しか見込めていない。このため、市教委が廃校を地元に打診。了承を得られたとして、20日の教育委員会議で15年度末廃校を決めた。 同小は来年度以降は新入生を受け入れず、新入生は約6キロ離れた島外の下松小(西豊井)にスクールバスで通う方針。笠戸島には三つの小学校があり、深浦小が07年度から休校中。区内の児童はスクールバスで下松小に通っている。9人の児童が在籍する江の浦小は当面は維持するという。(上木崇達) (2012.12.26)
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