東広島市教委、商議所などと締結
東広島市教委は20日、東広島商工会議所、同市の黒瀬商工会とそれぞれ、いじめの早期発見に関する協定を結んだ。加盟する計約2500の事業所が登下校中などの子どもを見守り、心配な様子があれば報告する。市教委などによると、教委が商議所、商工会と協定を結ぶのは広島県内初で、全国的にも珍しいという。 事業所は「ストップ!いじめ」協力隊となり、子どもの様子に気を配る。からかわれたり、仲間外れにされたりしている子どもを見かけたら、学校や市教委、児童青少年センターに連絡する。早期発見、解決につなげる。 市教委は月内に安芸津商工会、北部3町を管轄する県央商工会とも協定を結び、市内全域の取り組みにする。 西条中央の商議所会館で調印式があり、木村清教育長は「いじめは見逃すと長期化する。早期発見に協力してほしい」とあいさつ。商議所の岸田正之会頭は「まちぐるみの活動にする」、黒瀬商工会の大田〓(ひろし)会長は「地域に根差した各事業所の特性を生かす」と応じていた。(新谷枝里子) 【お断り】〓は「さんずい」に「生」で「ひろし」と読みますが、JISコードにないため表示できません。 (2012.11.21)
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