中国新聞


被災の託児所訪ね交流
本郷の女性2人、絵本読み語りや音遊び


   

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支援活動の相談をする村上さん(右)と佐々木さん

 三原市本郷南の女性2人が6月、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の民間託児所を訪れ、子どもに絵本の読み語りや音遊びをして交流する。集めた義援金も寄付する。

 保育士の村上招子さん(50)と、団体職員の佐々木由利子さん(49)。ほんごう子ども図書館のボランティアスタッフで、昨年12月から毎月、託児所に絵本を送っている村上さんが、まちづくり活動をしている佐々木さんに呼び掛けた。

 昨年末に村上さんがテレビで託児所のことを知ったのがきっかけ。震災で建物や代表者を失いながらも、数カ月後に再開させたスタッフの姿に感銘を受けたという。

 保育士の資格を持つ2人は6月中旬に訪れ、4日間支援活動をする。村上さんは大型絵本などの読み語りをし、佐々木さんは新聞紙や紙コップを使った音遊びをする。

 同図書館内では託児所への募金も受け付けている。村上さんは「震災を忘れてはいけない。支援を継続したい」。佐々木さんは「仮設住宅でストレスがたまっている子もいると聞く。力になりたい」と話した。村上さん=電話090(9412)6578。(鴻池尚)

(2012.5.17)


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