中国新聞


国語など平均より「良好」
笠岡の中学 岡山県学力調査結果


 笠岡市教委は4月に市内全10中学で実施した岡山県学力・学習状況調査の結果をまとめ、各校に報告して改善策を求めた。解答の正否に関する傾向を分析し、教諭の今後の指導方針などに役立てる。  調査は4月14日に市内の中学1年441人が受検。国語、社会、数学、理科で、小学6年までに習得した学力を問うた。市教委は調査概要を、県全体の結果との比較で示した。  平均正答率は、基礎に関して国語と数学が「概(おおむ)ね良好」で、社会と理科は「改善を要する」とした。応用では、国語と社会、理科で「概ね良好」、数学は「改善を要する」と結論づけた。  「特に改善を要する問題」としては、社会で「県の河川の名称の理解」、数学で「5+2×(7―3)」、理科は「顕微鏡のピントの合わせ方の手順が分かる」などを挙げた。  生活、学習習慣に関する県平均との比較では読書時間は長く、テレビゲームの時間は短かった。岡田達也学校教育課長は「正否の数字が重要ではなく、傾向をつかみ、学力や学習意欲の向上につなげるのが大切」などと説明した。(谷本和久)

(2011.8.29)


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