中国新聞


尾道市の学力調査縮小
国・県と一部重複 新年度から


 尾道市は、市が独自で小学1年から中学3年まで毎年実施している国語と算数(数学)の「学力定着実態調査」を、2010年度から小4と中1だけに縮小する。

 市の学力調査は05年度から始めたが、広島県が小5と中2、国が小6と中3で同様の調査をしており、ダブり感が強かった。今回の見直しで市の調査は小4と中1に縮小するが、代わりに小5と中2には理科と社会の学力調査を新設する。

 市教委は「小1〜小3は学力調査はなくなるものの4年生以降の調査で実態は十分把握できる」としている。

 学力調査の縮小は、市の教育計画「さくらプラン2」の見直しの一環。このほか、全校で実施してきた英語スピーチコンテストの廃止や、毎年のスポーツフェスティバルを3年に1回に減らすことなどが予定されている。(山成耕太)

(2010.3.4)


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