中国新聞


来春、浜田高に通信制
島根県教委 定時制は昼間部設置


 島根県教委は来春、浜田高(浜田市)に通信制課程を新設、定時制には昼間部を設置して夜間部との2部制に拡充する。通信制は宍道高(松江市)に続いて2校目。敷地内に定時制・通信制校舎を新築し、学習環境を整える。

 ともに単位制で、4年で卒業が基本だが、履修の工夫次第で3年に短縮することもできる。

 通信制は自宅での自学自習を基本とし、定員は100人。平日にスクーリング(面接指導)を実施し、受講しやすくする。

 定時制昼間部は、夜間部と同じ定員40人。専用校舎は6月に着工する鉄骨平屋3棟延べ計約2500平方メートル。来年1月の完成を予定する。

 県教委高校教育課県立学校改革推進室は「生徒数が全体で減少している中、通信制は横ばい。県西部でも教育サービスの機会を確保し、ニーズに応えたい」と話している。(金山努)

(2011.5.4)

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