中国新聞


福山に来春 通信制高校
英数学館定員400人 3コース


 学校法人英数学館は2011年4月、福山市吉津町に通信制の並木学院福山高を開校する。これまで通信制並木学院高(広島市中区)のサポート校だった福山英数学館は閉校し、校舎を活用する。

 前後期の2期制普通科。自宅学習と学校の授業を組み合わせ、最短3年間で卒業する。コースは、@月、火、木、金曜日に登校する4日制A月、火、木、金曜日のうち2日間登校する2日制B水曜日登校の1日制―の三つを設ける。4日制に進学クラスも設定した。

 広島、岡山両県から定員400人を募集する。入試は、推薦が12月6日から、一般が来年2月7日から出願を受け付ける。現在の生徒のうち希望者は、中区の並木学院高から福山高へ転学できる。

 サポート校では、模擬試験やセンター試験を受ける際、本校の並木学院高での手続きが必要だった。部活動も本校に限られていた。通信制高の新設で利便性向上を目指す。

 今年5月に県の設置認可を受けた。県内の私立通信制高は、これで4校となる。

 関連校の岡山理科大(岡山市北区)、福山福祉専門学校(福山市吉津町)などと単位互換も進める。校長に就く池田裕児福山英数学館校長は「全日制になじめない生徒に新しい進路を提供したい」と話している。(武内宏介)

(2010.10.16)


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