子に良い環境 親の手で 防犯パトなど展開
広島県府中町内の小中学生の保護者たちが、住民グループ「ポパイの会」を結成した。同町鹿籠(こごもり)の児童センターを拠点に防犯パトロールやイベント開催に取り組む。ポパイのように力強く、地域の大人が子どもを守り支えるイメージを込めて名付けた。 会員は約20人。昨年11月の児童センター開館をきっかけに、子どもと住民、親同士などの交流を深めようと今年7月から本格的な活動を始めた。 毎月第4金曜日の夜、町南部防犯組合連合会の会員と一緒に防犯パトロールを展開。公園や商業施設の駐車場などを回り、子どもたちに声掛けする。 30、31の両日、同町浜田の空城山公園で開かれる「府中つばき祭り」にも初参加。児童センターの中高生スタッフと一緒に食べ物やくじ引きの模擬店を構える。12月5日には同公園でグラウンドゴルフ大会を開く。 ポパイの会の田中宏光会長(47)は「児童センターの運営をサポートし、子どもたちが元気に過ごせる環境をつくりたい」と話している。(榎本直樹) (2010.10.26)
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