大竹小PTAが下校時 大竹市の大竹小(七百五十五人)のPTAは二十日から、毎週木曜日を「子ども防犯の日」と定め、児童の下校を当番制で見守る活動を始めた。全国的に児童が巻き込まれる事件が多発しているのを受けて取り組む。 初日はPTAの役員や大竹署員ら約四十人が参加した。保護者たちはたすき姿で「竹っ子見守り活動」などと書かれたのぼりを持ち、児童に付き添ったり、通学路に立ったりして見守った。 同小では地域のボランティアが毎日、登校時の見守りをしている。児童は毎週木曜日に集団下校しており、保護者による見守りも始めた。来年三月の終業式まで毎週、交代で保護者約四十人が参加する。小出哲義PTA会長(46)は「週一回では万全でないが、防犯のきっかけづくりにしたい」と話している。(西均)
(2007.9.21)
「毎回四十人前後で、隅々まで目を光らせるのは難しい。のぼりなど防犯グッズで、いかに目立たせるかが勝負です」と話すのは、大竹小PTA会長の小出哲義さん(46)=大竹市南栄。児童が集団下校する木曜日を「子ども防犯の日」と定め、保護者による当番制の見守り活動を始めた。 児童が体を触られたり、追い掛けられたりするなど市内での不審者情報は増えている。昨年度は過去三年間で最多の十九件。「大事件は起きていないが、起きてからでは遅い」と危機感を募らせる。 小学五、三年生の父。数年前から毎朝、自宅近くの交差点に立ち、声掛け運動を続けている。「朝は主に保護者以外の地域住民が声掛け活動をしてくれている。手薄な下校時に、保護者の主体性を見せたい」(西均)
(2007.9.23)
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