広島県など連絡会議
広島県などは1日、続発する児童虐待の防止に向け、関係機関の連絡会議を広島市中区で開いた。現場レベルの情報共有や連携強化の重要性を確認した。 県警や児童相談所など13機関から21人が出席。7月に大阪市で起きた2幼児放置死事件に触れ、県こども家庭課の棚多里美課長は「広島でも起こりうる問題としてとらえ、関係機関の連携を強めたい」と呼び掛けた。 児童相談所の担当者たちは虐待相談件数の増加に伴い、対応に苦慮している現状を報告。県警少年対策課の担当者は「早期発見が被害防止に欠かせない。子どもの安否確認に困った際には、警察に協力を求めてほしい」と訴えた。 県によると、県内の児童相談所が昨年度に受けた虐待相談件数は過去最多の1633件に上った。(松本恭治)
【関連記事】 (2010.9.2)
|