広島市議会特別委 説明不足に懸念も
広島市議会は9日、安心社会づくり対策特別委員会を開き、市が制定を目指す子ども条例を議論した。議員からは反対意見のほか、市民への説明不足を懸念する声も出た。 市が、賛否双方の関係者を招き開いた5月のシンポジウムの様子を説明。普及啓発を図るため、近くパンフレットを約10万枚作成する計画を示した。 これに対し、金子和彦氏(安芸区・自民新政ク)は「反対は根強い。なぜ強硬に制定しようとするのか」と批判。清水良三氏(佐伯区・市民連合)は、賛成の立場を示したうえで「条例ができることで問題を抱えた子どもがどう助かるのか。市民に伝わっていない」と苦言を呈した。(教蓮孝匡) (2010.6.10)
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