昨年度島根県内 吉賀・邑南など高率 島根県内の学校給食に使われる食材のうち、地場産の割合が昨年度、40・4%となり、県が食育推進計画(2007〜11年度)に掲げた目標40%を超えたことが、県教委のまとめで分かった。市町村別では海士町の66・3%が一番高かった。 地元市町村産や県内産を「地場産」と定義し、調査。品目別に見ると、米が100%だったほか、卵類(76・2%)牛乳・乳製品(85・8%)の地場産活用率が高かった。魚介類(12・6%)や肉類(14・4%)は低率だった。全体では、前年度比0・8ポイント上昇した。 市町村別では海士町や吉賀町、飯南町、邑南町などが高率だった。県教委保健体育課の担当者は「町の規模が比較的小さく、野菜生産グループの協力など提供体制が整っているところが、地場産をうまく活用できている」と分析している。 調査対象は、21市町村の小中学校に給食を提供する全施設と、給食のある県立学校4校の調理場。昨年6月と11月の各5日間の実績を調べた。(金山努) (2010.5.17)
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