笠岡市 10月から実施方針 笠岡市の高木直矢市長は9日の市議会定例会で、入院費に限定した医療費の全額助成を10月から中学卒業まで拡大する方針を示した。今後は経費などを調査し、6月議会での補正予算案、条例改正案の提案を目指す。 一般質問に対する答弁で明らかにした。市は昨年4月から、小学3年までの入通院の医療費を全額助成している。2009年度は約3700人を対象に、約1億3600万円を計上。中学3年生まで拡大すると、10年度は約6100人に上り、試算では約600万円増える見通し。 高木市長は「地域によって、子どもの命を守る施策に差があってはならない。家計の大きな負担となる入院費の支援をしたい」と話した。 井笠地域では、4月から井原市が入院費に限定して中学卒業まで、入通院費を矢掛町が中学卒業まで、里庄町が小学6年までそれぞれ全額助成する予定。浅口市は現在、10歳未満を対象に入通院費を全額助成している。(谷本和久) (2010.3.10)
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