広島記念病院 保健指導手厚く 広島市中区本川町の広島記念病院は21日、助産師外来を開設する。これまで主に医師が行っていた妊婦健診などを助産師が担当する。妊婦の相談に乗る保健指導の回数が増え、医師の負担軽減にもつながる。 産婦人科外来の一角を改修した。4年以上の経験がある助産師9人を置く。利用は月−金曜日、予約制で受け付ける。対象は40歳未満(初産は35歳未満)で、正常に妊娠が経過していると医師が判断した妊婦に限る。 保健指導はこれまで、出産までに1回程度だった。助産師外来では、7回程度に増える。健診と保健指導を合わせ、1人当たりの相談時間は約45分間と余裕があるため、妊婦の不安を和らげやすいという。助産師の永嶋裕美子さん(31)は「妊娠初期から妊婦と信頼を築き、希望のお産スタイルも話し合いたい」と意気込む。 同病院は2009年度、広島県の助産師外来支援モデル事業に指定された。助産師の研修や妊婦向け案内書の作成に、補助金約55万円を活用した。県内で助産師外来を設置する病院は4施設目。(衣川圭) (2010.1.20)
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