中学 全科目平均超す 井原市 小学生も3科目 井原市教委は全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果概要を発表した。市内の平均正答率は中学生が国語、数学の全4科目で全国平均と岡山県平均を上回った。小学生は国語、算数の全4科目で県平均を、算数の応用力を見るB問題を除く3科目で全国平均をそれぞれ上回った。 テストは4月下旬、国語と数学(算数)で知識を問うA問題とB問題の計8分野で実施。市内全公立校(中学5校、小学13校)の中学3年363人と小学6年402人が受けた。 中学生は昨年に続いて全科目で全国、県平均を超えた。小学生は昨年、全4科目で全国平均を、算数Aを除く3科目で県平均を下回った結果から改善した。 全国平均より正答率が低かったのは、中学生が国語で古文に対応した部分を現代語訳から抜き出す問題、数学では断片的な情報から1次関数の式を導く問題。小学生は国語で調査データを文章にまとめる問題、算数では到着時間を計算してバスの便を時刻表から選ぶ問題だった。 佐藤勝也教育長は「各学校が昨年の結果を分析し作成した授業改善プランを実行、子どもたちが問題に真剣に粘り強く回答した結果」と話している。(佐藤正明) (2009.10.15)
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