呉市が子育て支援調査 小学生以下の子どもを持ち、仕事をしていない呉市内の母親の約7割が「仕事に就きたい」と考えていることが、市のアンケートで分かった。保育サービスのニーズは高まるとして、2010年度以降の市後期次世代育成支援行動計画に反映させる。25日の市議会民生委員会で報告した。 ▽出産前後の離職者3割 調査は子育て支援に関する生活実態などをつかむ目的。2月、就学前の子どもがいる世帯と小学生がいる世帯各2千世帯、計4千世帯を対象に実施。それぞれ50%以上、計2030件の回答を得た。 結果によると、約3割の母親が出産の前後に離職。そのうち約3割は「働きやすい環境が整っていれば継続して就労していた」と答えた。就労希望は、就学前世帯が75・5%、小学生世帯が66・7%に達した。 「仕事と子育ての両立に必要なこと」(複数回答)は、「父親が家事や育児に協力する」が最多(就学前世帯59・4%、小学生世帯56・2%)。「子育てに配慮した職場環境」「保育サービスの充実」「父親や家族の理解」などが続いた。 市福祉保健部は、保育サービスの充実と並行し「育児参加についての社会全体の意識づくりが必要」としている。(新本恭子) (2009.8.26)
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