中国新聞


携帯禁止 県立高87%
広島 県教委通知で拡大


 広島県教委が本年度から公立の小中高校への携帯電話の持ち込み禁止を打ち出したのを受け、校則で「一切禁止」や「原則禁止」と定めた県立高が、百五校中87・6%の九十二校に上ることが十九日、県教委の調査(四月二十日現在)で分かった。

 一方、十三校(12・4%)が「PTA総会で保護者の理解を得たい」などとして「校内での使用制限」にしているが、いずれの学校も近く県教委の指導を受け「原則禁止」とする方針という。

 校内への持ち込みを校則で「例外なく一切禁止」としているのは三十二校(30・5%)。「特別な事情がない限り、原則禁止」は六十校(57・1%)となっている。昨年度は「一切禁止」「原則禁止」を合わせて三十校だった。

 ただ、校内に生徒の連絡手段を確保する公衆電話があるのは七十四校(70・5%)にとどまり、県教委指導三課は「設置について学校と協議したい」としている。(永山啓一)

(2009.5.20)

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