中国新聞


大竹市が病後児保育
来月から 働く親たちを支援


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 大竹市は四月から、市内の医療機関に委託し、病後の回復期で集団保育が困難な子どもを一時的に預かる「病後児保育」を始める。子育て支援の一環で、働く親たちをサポートする。

 やまと病院(同市元町)=写真=を運営する医療法人社団親和会(同市本町)に委託し、市内の保育所に通う子どもを対象に院内で預かる。定員は二人。専門の保育士と看護師で保育する。

 利用時間は午前八時―午後六時で、料金は一日二千五百円を予定する。予防接種歴やアレルギーの有無などを確認するため、登録制で運用する。利用期間は約七日間とし、病院の医師が判断して集団保育に戻す。事業費は四百六十三万円で、国と県、市がそれぞれ三分の一ずつ負担する。

 市内の保育所は市立と民間を合わせて計八カ所ある。在籍児童数は約五百五十人。福祉課は「利用状況を踏まえ、保護者の要望を基に、拡充するか検討したい」としている。(川崎崇史)

(2009.3.27)

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