山口県立高再編 7学区制廃止へ 山口県教委は、県立高全日制普通科で現行の7学区制を廃止し、全県1学区にする時期を2016年度入試からとする方針を1日、県議会文教警察委員会で明らかにした。全県1学区は11年12月に公表した12〜14年度県立高再編整備計画で打ち出し、実施時期を「15年度以降の早い時期」としていた。 現行制度では、全日制普通科は県内に7学区あり、学区外からの入学定員は10%以内と規定。県教委高校教育課によると、先行実施している西京高体育コースを除く30校6分校で、16年度入試から全県1学区とする。 この日の委員会では「特定の学校に志願者が集中するのではないか」との声も出たが、同課の岩本龍治課長は「大きな集中はないと考えている」とした。 学区を26から7に再編した02年度入試や、学区外志願者枠を5%から10%に広げた09年度入試の実績などを分析したという。 同課によると、全国では現在、広島や鳥取など22都県が全日制普通科の通学区域を1学区にしている。(藤田龍治) (2013.10.2)
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