山口県「3年かけ周知徹底」 2016年度入試から山口県内7学区の現行制度を廃止し、全県1学区とすることが1日の県議会文教警察委員会で明らかになった県立高全日制普通科の学区再編。現在の中学1年生以下が対象で、県教委は「3年かけてしっかり周知する」としている。 全日制普通科は現在、岩国(岩国市、和木町)▽柳井(柳井市と周防大島、平生、田布施、上関町)▽周南(下松、光、周南市)▽防府(山口、防府市)−など7学区に分かれる。県教委はこれまでも02年度入試で26学区を7学区に再編。09年度入試では学区外志願枠を5%から10%に拡大するなど、少子化をにらんだ見直しを緩やかに進めてきた。 今回の見直しは生徒の主体的な高校選択の機会を拡大することが狙いという。特定の高校に志願者が集中するのではという不安の声には「県の分散型都市構造や学区外志願枠を広げた際の実績などから、大きく偏るような事態はないと考える」と説明している。(藤田龍治) (2013.10.2)
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