中国新聞


学校PRへ出張文化祭
島根中央高後援会 10月6日に美郷で


 島根県川本町などでつくる島根中央高(同町)の後援会が10月6日、隣町の美郷町で「出張文化祭」を開く。川本町外の人に学校をPRし、将来的には生徒確保へつなげる狙い。県教委県立学校改革推進室は「説明会以外のイベントを地元以外で開く珍しいケース」としている。

 美郷町の複合施設ゴールデンユートピアおおちで午後1時スタート。生徒30人程度が、コンサートやミニロケット飛ばし、ソフトテニスの体験教室を開き、2年前に考案した「エゴマ小龍包(しょうろんぽう)」を売る。

 美郷町の2中学ではことし37人が卒業したが、同校への進学者は10人だった。県立高を抱える隣接の飯南、邑南両町が通学バスの運行を始めた影響とみられる。

 美郷町内では、同校について「どんな活動をしているか見えない」「情報がないと進学先に考えづらい」との意見が出ていた。

 同町全約2700世帯にチラシを配布した。11月の町産業祭にも吹奏楽部が出演する。後援会事務局の川本町まちづくり推進課は「地域の人が島根中央高に関心を持ち、高校の活動へ参加するきっかけにしたい」としている。(黒田健太郎)

(2013.9.25)


【関連記事】
下宿生の受け入れ求む 島根中央高後援会 個室確保し入学促す (2013.8.24)



子育てのページTOPへ