中国新聞


老人ホームで夏休みの宿題
安佐南区の慈光園 地元の元教諭ら児童指導


   

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 広島市安佐南区高取北の特別養護老人ホーム慈光園は21日、小学生に園内の会議室で夏休みの宿題をしてもらう活動を始めた。募集に応じた区内外の1〜6年23人が対象。地元の元教諭や大学生たちがボランティアで指導する。

 この日は児童15人が参加。元小学教諭、元塾講師、教諭免許を持つ主婦の3人に教わりながら、計算ドリルなどを解いた。「分かりやすく教えてもらった」と同区の安北小6年川野隼翔君(11)。勉強の合間に全員で園の朝会にも出て、お年寄り約30人と交流した。

 児童は今月末まで、平日の午前9時〜11時半に会議室で指導を受けることができる。講師は元教諭や教諭志望の安田女子大生たち9人が交代で務める。藤井紀子園長は「地域貢献のため初めて企画した。児童と触れ合うことで利用者も自然と笑顔になる」と話している。(浜村満大)

(2013.8.22)


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