中国新聞


緊急メールを保護者に 9月から
三次市教委が不審者や災害情報


 三次市教委は市立の全36小中学校で、市内で確認された不審者や災害の情報を児童生徒の保護者の携帯電話に配信する緊急メールサービスの導入を進めている。夏休み明けの9月に全校での利用開始を目指す。

 市教委学校教育課によると、不審者の出没や、洪水といった災害の情報が警察や市危機管理課などから市教委に入ると、市教委はメールで24小学校と12中学校に連絡。校長たちがメール用の文章を作って専用のアドレスに送ると、登録した保護者の携帯電話に一斉に届く。

 メールの受信を希望する保護者は、携帯電話から専用のバーコードを読み込むか、設定されたアドレスに空メールを送り、各校が設けるメーリングリストに登録する必要がある。市教委は各校のメール通信網の整備を7月までに終えた。

 同課の藤田正樹指導主事は「防犯や防災には保護者間で情報を共有してもらうことが大切。有効に使ってほしい」と話している。(重田広志)

(2013.8.3)


【関連記事】
子ども見守り連携強化 下校時被害、全国で相次ぐ (2013.7.9)
不審者情報、最多105件 2011年度福山市教委、防犯を強化 (2012.3.20)



子育てのページTOPへ