庄原市教委、来春から町内4校420食
庄原市教委は、校舎を建て替えている東城町の東城小敷地内に、給食の共同調理場を建てる。来春から各校で作っていた町内4小学校の給食を一括して作る。18日に開会した市議会定例会で、市内の共同企業体と工事請負契約を結ぶ案が可決された。 共同調理場は東城小敷地西側、国道314号沿いに建てられる。鉄骨平屋約580平方メートル。食材をチェックする検収室、下処理室など主に12部屋からなる。来年2月末に完成し4月から稼働させる。調理と運送は民間に業務委託する予定。 東城、小奴可、八幡、粟田小4校の児童や教職員分計約420食を作る。輸送には保温・保冷車を使う。一番遠い小奴可小までは22分で運べるという。 4校の調理場が古くなり、文部科学省の定める衛生管理基準を満たすのが難しくなっていた。最新設備を使うことで、食品の衛生管理がしやすくなる。 市教委東城教育室の山田聖三室長(57)は「衛生面の充実した施設で、より安心して児童に給食を食べてもらいたい」としている。 市議会はこの日、定例会の会期を7月1日までと決めた。13議案を上程し、共同調理場工事請負をはじめ6議案を可決した。(菊本孟) (2013.6.19)
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