2013年度、家庭訪問など強化 広島県府中町は2013年度に「子育て支援課」を新設する。町内であった小5女児暴行死事件を受け、家庭支援などを強化する。福祉保健部福祉課にある児童福祉係を独立させ1〜2人増員する。13日の町議会全員協議会で説明した。 同係は現在、係長を含めた職員5人と嘱託1人の計6人で児童手当、保育所、母子父子福祉などを担当している。昨年10月の事件では県との情報共有が不十分だったことが指摘された。また、同係を含む福祉課は職員17人、嘱託2人で大規模なため、管理面からも分離が検討された。 子育て支援課には保育係と子ども家庭係の2係を置く。これまで嘱託だった家庭相談員を正職員に代え、別に増員して7〜8人態勢とする。業務はこれまでと同じだが、家庭訪問などを強化し県との連携も密にする。2014年4月には、福祉課を発展させる形で設置する福祉事務所に組み込まれる。 和多利義之町長は「行革の中、管理職をやりくりして現場を強化したい」と話している。(田中伸武) (2013.2.14)
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