2013年度、保護者交え構想策定 呉市教委は2013年度、懸案としていた全市立中学校での給食実施に向け、取り組みを本格化させる。保護者や市教委の代表者たちをメンバーに検討会を発足させ、地産地消の推進など特色あるメニューづくりなどを議論。基本構想を策定する。 市立中全28校で現在給食を実施しているのは、市と合併する前から続けている川尻、安浦、音戸、倉橋、蒲刈、豊、豊浜の7町の9校。市教委は旧市内、下蒲刈町の計19校への導入を考えている。 検討会では地産地消やアレルギー対応の給食を実現するための仕組み作りなどを協議する。市教委は基本構想策定費500万円を13年度一般会計当初予算案に計上する。 全校給食の実施時期は未定で市教委が検討する。市教委の試算では新たに年約1億5千万円が必要になる。コスト抑制などがポイントとなりそうだ。 市PTA連合会は市全域で実施するよう要望を続けている。市教委は02年度、旧市内の1校で給食を試行した。終了後に生徒98人にアンケートしたところ、30%が給食を支持。15%が弁当が良いと答えた。残りの大半がどちらでもよいという回答だった。(小林可奈) (2013.2.10)
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