「特別進学」と「普通」用意
岩国市玖珂町の高森高は2013年度からの入学者を対象に、普通科に特別進学コースと普通コースの2コース制を導入する。1年生の時はコースを設けず、2年生から特別進学コース(1クラス)と普通コース(2クラス)に分かれ、進学や就職の進路志望に対応する。 ▽進路の希望を幅広く対応 特別進学コースは主に大学入試センター試験や私立大の一般入試に対応。カリキュラムは数学と英語を充実させ、応用問題に力を入れる。普通コースは大学推薦入試や専門学校進学、就職を念頭に、基礎学力の強化を図る。 高森高は、併設する高森みどり中から進学する40人1クラスと、入試組の80人2クラスで構成。12年卒業生の進路決定先は国公立・私立大進学が計37人、専門学校29人、就職15人となるなど分散傾向のため、コース別指導できめ細かく対応するという。 高校の新学習指導要領が実施される13年度へ向け、本年度中にコース分けの方法などを詰める。河口郁史教頭は「同学年で異なる教科書を使うこともできる。生徒のニーズに応えられる体制を整えたい」と話している。 (佐々木裕介) (2012.12.19)
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