三原市「現状でも安全」 三原市が進める久井町の統合小建設工事で校舎の鉄筋の長さを一部間違うミスがあった問題で、市は3日、安全性に問題がないと判断して工事を再開することを明らかにした。 市によると、広島県の指定機関が構造計算を審査。一部の鉄筋の長さを短く誤った現状のままでも安全性に問題がないとの結果を出したという。市は、中断していた部分の工事再開を共同企業体に指示した。来年4月の開校に影響はないとしている。 同小の工事現場では、体育館でも別の共同企業体が一部の鉄筋の太さを細く間違えるミスがあった。市は、いずれも業者の検査が不十分だったとして、今後の発注工事では部材の複数回のチェックや、検査マニュアルの確立などを求めていくという。 また、ミスに気付かなかった市も検査態勢を強化。部材が変わる場所など間違えやすいポイントを事前に設計図で確認。重点的に調べる方針にしている。(鴻池尚) (2012.10.4)
|