岡山県教委、検討求める 岡山県教委の竹井千庫教育長は22日、県内の市町村教委に対し、公立小中学校での土曜日の授業実施を検討するよう求めたことを明らかにした。県議会の一般質問に答えた。 竹井教育長は「授業時間の確保は大切。土曜日授業を含め、さまざまな取り組みを工夫する必要がある」と述べ、全市町村教育長を集めた会合で土曜日授業の検討を呼び掛けたことを明らかにした。 県内の公立小中学校は学校週5日制が完全実施となった2002年度以降、参観日や自主参加の補習授業などを除いて土曜日の授業をしていない。一方で新学習指導要領に基づく教科書内容の増加に伴って、学校現場では授業時間の不足が課題になっている。 東京都教委は10年1月、月2回を上限に土曜日の授業ができるように区市町村教委に通知。12年度は全体の約45%の公立小中学校が年6日以上実施するとしている。岡山県教委によると、栃木県と福岡県、さいたま市、北九州市の教育委員会も独自の指針を定めて土曜日授業を実施しているという。(永山啓一) (2012.6.22)
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