小5〜中1 退職教員が指導 学力向上へ福山市教委 福山市教委は28日から毎月第2、第4土曜日、市内の小学5、6年生と中学1年生向けの「土曜チャレンジ教室」を開く。授業で理解できなかった箇所を退職教員が講師となって指導する。無料で、参加者を募っている。 城南、幸千、松永、新市中央の4中学校区計16校の児童、生徒が対象。各校区の公民館など4会場で午前9時から2時間実施する。教科は算数と数学、英語に限定。自習を原則とし、解けない問題は各会場に5人ずつ待機する元小中学校の教員が個別に教える。 同市には36中学校あり、市教委は本年度、10中学校区で実施を予定。他の6校区は開催に向けて講師確保などの準備を進めている。 昨年6月の県教委の基礎・基本定着状況調査で、同市の成績は小学生(国語、算数)中学生(国語、数学、英語)とも全教科で広島県県平均を下回った。市教委は各校に授業改善を指示する一方、子どもの自習時間を増やす方策を探っていた。 定員は各会場で約30人。締め切りは12日。応募多数の場合、定員増を検討する。指導課Tel084(928)1183。(門脇正樹) (2011.5.4)
【関連記事】 |