中国新聞


企業×NPO、子育てでタッグ
福山市神辺町の展示施設に支援スペース 


   

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子育て支援スペースについて説明する奥野理事長

 子育て支援スペースとガスショールームの複合施設が6月、福山市神辺町道上にオープンする。同町で子育て支援に取り組むNPO法人こどもステーションと、同市千田町の広島ガス東中国が連携した。

 施設は鉄骨2階建て延べ219平方メートルで、1階はガスレンジや浴槽のショールーム。2階に子どもや親同士が交流できる「もこルーム」を設け、ステーションが運営する。スタッフ1、2人が常駐。寄付を募っておもちゃや絵本を用意し、体操や音楽の会も開く。ショールームを生かし、料理教室も企画するという。

 1階は6月1日オープン。2階は同月初旬から平日午前10時〜午後4時に開く。

 ステーションは2005年から地元公民館で週2、3回親子交流会を開き、毎回約30人が参加している。奥野しのぶ理事長(49)が10年、空き事務所だった施設の利用を同社に相談。ショールームを計画していた同社が「社会貢献になるし、ガスに関心を持ってもらういい機会になる」と協力を決めた。

 奥野理事長は「企業とNPOが子育て支援で連携する事例は少ない。メリットを生かしたい」と話している。こどもステーション=電話080(1938)2790。(久保友美恵)

(2012.5.16)


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