益田の中西公民館進呈
益田市の中西公民館は、地区の健康教室や子育て支援事業に参加した住民を対象に、一定の回数に達すると近隣の温泉などで使える割引券をプレゼントする「中西ヘルスポイント制度」を始めた。 制度は3月に開始。公民館講座に参加したり、小中学校の野外活動やクラブ活動を手伝ったりすれば、カードに一つスタンプを押してもらえる。老人クラブの加入者はポイントを倍にして、クラブ参加の呼び水にする。 10ポイントためると、益田市の美都温泉、匹見峡温泉と、萩市の田万川温泉で400円分の割引券として使えるほか、公民館前で月1回開く農産物即売市「中西いき活(い)き市」でも同額分の割引券となる。 割引券を受け取った益田市虫追町の主婦中島満子さん(75)は「太極拳やグラウンドゴルフに参加する張り合いになる」と喜ぶ。 年間約10万円を見込む財源として、農産物即売市の売り上げの10%を積み立てるほか、市内企業に協賛を募る。中西公民館の豊田忠作館長は「地元の商店でも使える地域通貨に発展させたい」と意気込む。(石川昌義) (2012.4.8)
|