神石高原の三和小、完成から1年
エコ技術と自然をふんだんに取り入れた神石高原町の三和小の新校舎完成から1年が過ぎた。タンクにためた雨水で、花壇や運動場の芝生に水やり。太陽光や地中熱など自然エネルギーも利用する。冬場に欠かせない暖房機は蓄熱式で、夜間の安い電力を使用。この冬は暖かく過ごせたという。 三和、高蓋、二幸の3校が統合され、児童129人が学ぶ校舎は鉄筋2階建て延べ約3800平方メートル。机や椅子には地元のヒノキを使うなど自然との調和も意識した。 玄関では太陽光パネルの発電状況も確認できる。児童への教育効果は期待大。2012年度は理科の授業で、校舎を「まるごと教材」として活用する計画だ。(写真・増田智彦、文・迫佳恵) (2012.3.21)
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