笠岡市が2度目の説明
笠岡市立神島保育所(神島)の移転問題に関し、市は6日夜、保護者対象の2度目となる説明会を開いた。市は市洪水ハザードマップで内水氾濫危険箇所に指定した場所を移転計画地として購入した経緯について詳細に説明できず、保護者側は反発。解決に向けて進展はなかった。 神島公民館であった説明会には市側が子育て支援課の担当者や総務課の防災担当者たち9人、保護者側は32人が出席。子育て支援課の松浦伸治課長が、施設建て替えの要望書が市に出された2005年6月以降の一連の手続きなどを報告した。 しかし、保護者側から08年5月以降の買収交渉などに関して「誰が進めたのか」などと質問が続出。十分な回答を得られなかった保護者側は「説明できないのは説明会ではない」と反発。市が予定していた安全対策の議論には至らなかった。 同課では08年春以降に退職するなどして課長は3人が交代。現在の担当者も4月に異動してきた。清水進健康福祉部長は「引き継ぎの記録では、詳細に確認できない部分もあった。今後は説明責任を果たしたい」と話していた。(谷本和久) (2011.12.8)
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