安佐北区で24日、塾経営坂本さん 不登校の子ども支援
経営する学習塾で不登校の中高生を受け入れている広島市安佐北区の坂本哲也さん(52)が24日、長野県の通信制高校と提携して高校卒業資格取得を支援する「フリースクールさかもと」を開く。市内の16〜19歳の生徒3人でスタートする。 学習塾と同じ口田南のビル2階の一室を使う。長野県上田市のさくら国際高のサポート校として開設。同校の教育課程に沿って10教科22科目を履修する。坂本さんたち2人の講師とスタッフ1人の計3人で運営する。 生徒の将来の目標に応じて、保育士や車の整備士など外部講師も招く。農業体験や留学生との交流など、課外授業も計画している。 元中学校教諭の坂本さんは1986年に学習塾を開設。約20年前から地域の不登校の中学生を受け入れ始めた。毎年6、7人の入塾があるという。 塾生が進学した高校になじめず退学してしまうこともあった。そうした生徒が高卒資格を得られる道筋をつくろうと提携先の通信制高校を探していた。塾の教育方針を知ったさくら国際高から昨春、打診があった。 坂本さんは「子どもの心に寄り添った指導、子どもに合った学習方法で、将来の目標を実現できるよう応援していきたい」と話している。フリースクールさかもとTel082(845)1657。(有岡英俊) (2011.4.22)
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