子ども会議 市教委に報告 学習の必要性強調 携帯電話やインターネットの適切な利用方法を考える広島市教委の「電子メディア子ども会議」が今月、報告書をまとめた。子どもたちの多くが携帯電話を持ち始める中学時代に、マナーを学ぶ必要性を強調している。 子ども会議は昨年8月、公募に応じた小学4年から高校2年の8人と保護者や専門家たち5人の計13人で発足。会合やネット上の会議室で意見交換してきた。 報告書では「電子メディアに対する不安」や「健全な関わり方」について意見をまとめた。不安な点としては、無意識のうちに携帯電話を開いて勉強に集中できなかったり、ネットでは顔を合わせないので強気に出てトラブルになったりすることを挙げた。 ネット上でのマナーを身に付ける手段を提案。大人と一緒に学ぶ機会を設けることや、有害サイトの接続を制限するフィルタリングを積極的に利用するよう求めた。 子ども委員のうち6人がこのほど、浜本康男教育長に報告書を提出した。市立広島工高2年の定行諒さん(17)は「電子メディアの正しい使い方をこれからも学び続けたい」と話していた。(教蓮孝匡) (2011.3.22)
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