三次で「あすなろ」入塾式 経済的事情などで塾に通えない中学生たちに学習の場を提供する「学び支援塾あすなろ」の入塾式が4日、三次市十日市東の市生涯学習センターであり、生徒32人や保護者たち計約90人が出席した=22面に関連記事。(重田広志、桜井邦彦) 茗荷谷(みょうがだに)武志塾頭(51)が「今抱いている決意を忘れず、自らを信じて頑張って」と激励。全員でオリジナルの塾歌「あすなろの歌」を合唱した。 塾は7日に開校。十日市中の十日市二区集会所で英数国を中心に指導する。八次中2年の波多野靖和(やすたか)さん(14)は「地域の温かい支援がありがたい。勉強に集中できそう」と意気込んでいた。 塾は、所得格差が学力格差に結びつかないよう支援する狙い。元教諭たちでつくるNPO法人が企業や市民の募金で運営する。ボランティアのスタッフ17人が教科を教えたり生活指導したりする。 農家や企業経営者たち地域住民を講師にした「あすなろ講座」のほか、夏や冬の合宿も予定している。 (2011.3.6)
【関連記事】 |