健全育成に取り組むグループ 三次、農園で間伐作業
子どもたちの健全育成などに取り組む「おやじ日本広島」が、三次市上田町の平田観光農園で雑木林の間伐や下刈りを進めている。親子が触れ合いながら作業し、里山再生を目指す試み。19日は約60人が参加した。(桜井邦彦) 現場は約50年間手つかずだった約2ヘクタール。メンバーとその家族がアセビやクヌギなどの間伐、一帯の下刈りを進め、枯れたアカマツをチェーンソーで輪切りにした。子どもたちも木を山から運び出す手伝いをしていた。 グループは、広島市を中心に県内の弁護士や学校教諭たちが昨年7月に結成。森林整備は、子どもたちが山に親しめ、社会貢献にもつながることから企画した。 作業は12月に次いで今回が2回目。これまでに約80アールで作業を終えた。牧師の堀川寛会長(50)=広島市西区=は「お父さんの力仕事は、一緒に作業した子どもたちの印象に残るはず。もっと輪を広げたい」と汗をぬぐっていた。 今後も2カ月に1回のペースで続け、次回は4月の予定。森林整備のほか、広島市などで公衆トイレの清掃にも取り組んでいる。 (2011.2.20)
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