ゲーム機活用 楽しく英語 テストで学習効果検証へ
東広島市黒瀬町の黒瀬高が、1年生の英語の授業に市販の携帯型ゲーム機を取り入れている。生徒のやる気を引き出し、英語力を伸ばす狙い。県教委によると「県内でも珍しい取り組み」という。 生徒がゲーム機を使うのは、週5回の英語の授業のうち2回。冒頭の10分間、端末から流れる英単語や例文を聞き取り、タッチペンで画面に書き込む。正解すると画面上を飛ぶ飛行機の高度が上がり、世界一周を目指す設定もある。 西谷滉也(こうや)君(15)は「続けるうちに自然と単語が頭に入ってくるようになった」と喜ぶ。安原敏光校長(50)は「生徒の授業への意欲が増した」と手応えを示す。 取り組みは、特色ある学校運営を後押しする県教委の本年度の学校経営計画対応事業に採択され、黒瀬高は約70万円でゲーム機とソフトを購入した。今後、テストで効果を検証し、1年生を対象にゲーム機を使って英語力を競う大会も計画している。(新谷枝里子) (2010.12.11)
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