小規模高のデータ公表 広島県教委 地域に現状を提示 広島県教委は、小規模県立高校27校について、本年度の地元中学校からの入学状況や3年後の入学者数の推計を公表した。小規模校の「連携校化」や統廃合を検討する上で、地域の関係者に現状把握してもらうのが狙い。 27校は1学年3学級以下。県教委は、複数校で授業やクラブ活動を運営する連携校化や統廃合の検討対象としている。過去5年間の入学者数▽地元中学校からの本年度入学者数▽3年後の推計入学者数―などを示した。 地元中学校からの入学者が少なかったのは豊田(東広島市)で入学者数は5人。大崎海星(大崎上島町)10人▽河内(東広島市)上下(府中市)日彰館(三次市)各12人―となっている。 3年後の推計入学者数は、在校生の出身中学校の生徒減少率などから算出した。現在の入学定員と比較して減少数が大きいのは、御調(尾道市)で39人減。油木(神石高原町)沼南(福山市)各34人減▽向原(安芸高田市)32人減▽千代田(北広島町)30人減―の順だった。 県教委は対象校を通じて地元中学校やPTA、同窓会にデータを提供する。(永山啓一) (2010.11.26)
【関連記事】 |