中国新聞


発達の気掛かり相談を 18歳以下に専門家対応
三原市、1日に窓口開設


 三原市は10月1日、同市城町のサン・シープラザに子どもの成長に関する相談を受け付ける「子ども発達総合相談室」を開設する。臨床心理士たちが相談に応じ、発達障害などの早期発見につなげる。

 市庁舎の一部が入る同プラザの1室約70平方メートルを改修した。市内の18歳以下が対象。臨床心理士や言語聴覚士、保健師が言葉の発達や感情のコントロールなどに不安がある子どもについて相談を受ける。必要な場合は医療機関の紹介もする。

 市へ寄せられる未就学児の成長に関する相談は増加傾向にあり、昨年度は348件に上った。学識者や小児科医たちでつくる市発達障害者支援検討委員会が今年3月、相談拠点の必要性を提言にまとめたことなどを受け開設準備を進めた。

 市保健福祉課は「子どもの成長に応じた継続的な相談も受けていきたい」としている。受け付けは月―金曜日の午前9時半から午後4時半まで。事前の電話連絡が必要。同相談室Tel0848(67)6061。(和泉恵太)

(2010.9.28)

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