食育推進計画 海田町が策定 10項目に数値目標 海田町は町食育推進計画を策定、本年度から取り組みを強める。朝食を食べない子どもをゼロにするなど数値目標を設定。レシピ開発や学校での出前授業も進め、食生活の充実を目指す。 数値目標は10項目。朝食を欠食する子どもを0%に近づける▽家族そろってほぼ毎日夕食をとる子どもの割合は60%▽食生活改善推進員は2009年度の15人から30人に増やす―などとしている。いずれも計画最終年の14年度までの達成を目指す。 達成に向けた具体策として、子ども向けの「朝食簡単レシピ」を作り、親子料理教室も開く。毎月19日の「食育の日」に合わせたイベントや、栄養士による出前講座や農業体験などを保育所や学校で開く。 町は昨年度、町内の子どもや保護者を対象にアンケートを実施。「朝食をほとんど食べない」と答えた割合は小学生1・5%、中学生3・4%、高校生7・2%だった。 町は、食育基本法の施行などを受け、昨年6月に医師や栄養士ら11人でつくる町食育推進計画策定委員会を発足。町民アンケートや教職員への聞き取りなどを重ねてきた。(榎本直樹) (2010.4.15)
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