中国新聞


少年の非行防げ 中学校に協助員
広島県警派遣 教員と連携


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 広島県警は4月から、県内のほとんどの公立中学校に少年補導協助員を派遣し、教員と連携して非行防止活動を進める。住民とともに校内の巡回やあいさつ運動を展開し、地域ぐるみで子どもたちの行動を見守る。

 県警は4月から、県内のほとんどの公立中学校に少年補導協助員を派遣し、教員と連携して非行防止活動を進める。住民とともに校内の巡回やあいさつ運動を展開し、地域ぐるみで子どもたちの行動を見守る。

 県警によると、2009年に県内で摘発・補導された19歳以下の非行少年は3533人と前年比で3・2%増えた。うち中学生が全体の45%を占め、過去5年間で最も高い水準となった。14歳未満の非行が増加傾向にあるのを受け、少年補導を強化している。

 昨年11月から3カ月間、県内29校に協助員144人を試験的に派遣した結果、学校側から「地域との連携が強まった」と継続を要望する声に対応した。(和多正憲)

(2010.4.8)

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