中国新聞


ライオン展示場一部ガラス張り
広島市安佐動物公園 来月下旬完成


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一部をガラス張りにした完成イメージ(広島市安佐動物公園提供)

 広島市安佐動物公園(安佐北区)は、ライオン飼育展示場の一部をガラス張りに改築する。食事の様子など躍動感ある生態が間近で楽しめる。3月下旬に完成する。

 現在、運動場との間には幅約7メートルの溝が掘られ、来園者は高さ90センチの手すりと植え込み越しにライオンを見学している。このうち半分の幅12・5メートルを高さ約3メートルの強化ガラス張りに改築。ライオンデッキも設け、溝に幅9メートルの橋を架けて地続きにして、5頭いるライオンが自由にデッキに近づけるようにする。

 デッキ横に飼育員専用のスペースを作り、鉄格子から飼育員が餌をやる様子などを来園者が見ることができるようにする。

 これまで「ライオンまでの距離が遠い」という声があったため、生態を間近で見ることができる「行動展示」を目指して改築を決めた。10日に着工する。工事費用は約1270万円。

 大丸秀士園長は「肉食動物であるライオンの力強さや発達した筋肉、鋭いつめなどを見てほしい」と話している。(矢野匡洋)

(2010.2.5)

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