野間馬デビュー 安佐動物公園
広島市安佐動物公園(安佐北区)で二十五日、日本最小の在来馬、野間馬(のまうま)のタマが乗馬デビューする。土日・祝日に子どもを乗せて園内を歩く。 肩までの高さは約一一〇センチ。愛媛県今治市野間地区の在来馬で江戸時代初期、松山藩の軍馬の規格に合わなかった小さな馬同士の交配によって生まれた。 タマは雌の九歳。動物公園は三月下旬、野間馬の普及と乗馬体験の助け役を目的に導入した。今月初旬から飼育係の渡辺久美子さん(33)と練習してきた。ポニー三頭と交代で、土日・祝日の午前十一時と午後二時の二回、子どもを乗せる。 各回とも先着五十人で、午前九時から配布する整理券が必要。渡辺さんは「歩行がしっかりしていて乗り心地は抜群です」と話している。(山本祐司) (2009.4.25)
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