広島市中央卸売市場(西区)に4日、全国の中央卸売市場で初となる市場内の保育所が開設された。卸会社などでつくる市中央市場連合会が、子育て世代の新規就労や定着につなげようと誘致した。 開設したのは民間の「もみのき保育園」。関連商品売場棟の2階約160平方メートルを賃借し、西区内から移転した。この日、以前から通う園児18人を迎えた移転式があり、西村恵美子園長が「新しい保育園で楽しんで過ごしてほしい」とあいさつし早速、園児はダンスなどを楽しんでいた。 市場で働く3人から「子どもを預けたい」と問い合わせも来ており、近く受け入れる。西村園長は「市場の野菜などを使った食事を味わってもらうなど、食育に力を入れたい」と話していた。(高木潤) (2010.1.5)
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