友達つくり 悩みを共有 三次の八次地区 ▽推進員が子ども世話 昼食中に子どもを預かり、お母さんにホテルでゆっくりと食事を楽しんでもらう三次市八次地区の「おたのしみ交流会」が好評だ。地区内の母子保健推進員が3年前から年に1回開催。口コミで広まり、申し込みは地区外からもある。 8月20日の交流会には地区内や三良坂町などから15組が参加。子どもは18人で、9人の推進員が世話した。その間、ママたちは刺し身や天ぷら、アイスクリームなどを満喫。食後のコーヒーを飲み、子どもたちと一緒に紙芝居を楽しんだ。 1歳の長男と参加した主婦岸田真那美さん(29)=同市畠敷町=は「普段は外食しても落ち着いて食べるのは難しい。ゆっくり過ごせてうれしい」と、料理を口に運んだ。 市から委嘱を受けた推進員は同地区で10人が活動中。ホテルでの交流会は代表の池頭美佐枝さん(62)が発案した。宅地開発などで地区に入ってくる若年層が増えたため、母親同士の交流のきっかけづくりを狙った。 参加者アンケートでは「子育ての悩みを共有できる」「気軽にメールできる友だちができた」などの反響があるという。池頭さんは「年に2回開いてほしい、との要望もあり検討中。喜んでもらえるのが励みになる」と話している。(桜井邦彦) (2009.9.3)
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