民間の全国学力調査 小5、3教科で下回る 島根県教委が5月に小3〜中3を対象に実施した学力調査の結果がまとまった。中学生の正答率は全学年・全5教科で全国平均を上回ったが、小5は4教科中、社会、理科、国語で全国をやや下回った。 民間業者が作成した問題を利用した県独自の調査は4回目。小中学校と県立特別支援学校の計363校で4万5626人を対象に実施した。全国で約96万6千人が同じ問題を受けており、教科ごと観点ごとの正答率を比較した。 中2数学の3・7ポイント、中3英語の3・6ポイントなど中学生は全国平均を上回る成績だった。小学5年の社会の正答率は全国を1・5ポイント下回る78・8%だった。県教委は学校数、学年の児童生徒数が少ない町村を除き、市町村別の正答率をホームページで公表している。 生活・学習意識調査では、1カ月に読む本が小6で前年の5・7から5・0冊に、中3で3・2から2・8冊に減少した。初めて調査した「平日の携帯電話使用時間」(使用している児童生徒だけの平均)は小5の約29分から学年が上がるにつれて増え、中3は約85分だった。(金山努) (2009.8.10)
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