中国新聞


白木・大和 募集停止へ
広島県立高再編 豊田は見送り方針


 広島県教委が、来春から白木高(広島市安佐北区)と大和高(三原市)の生徒募集を停止する方針を固めたことが5日、分かった。停止を検討していた豊田高(東広島市)については見送る方針で、6日の教育委員会議に提案する。

 学校関係者によると5日までに両校の保護者や生徒に方針を伝えた。県教委は2003年度からの県立高校再編整備基本計画で「1学年3学級以下の小規模校の統廃合を検討する」とした。白木、大和はともに1学年1学級。総定員120人に対し、生徒数は白木111人、大和76人。

 一方、校長が「来春の募集停止検討」を生徒や保護者に説明していた豊田は決定を見送る方針。豊田も1学年1学級で、総定員120人に対し生徒数は108人。ただ、今春の一般入試の倍率が県内の普通科で最高の1・79倍だったことを東広島市教委などが訴え、県教委も最終局面で重視したとみられる。

 5日は東広島市内の豊田、賀茂北、河内の3高校の保護者でつくる市民グループが小規模校の統廃合に反対する署名を県教委に提出した。(永山啓一)

(2009.8.6)

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