中国新聞


学校と地域 連携強化へ
東広島市教委が実行委
モデル校に三ツ城小


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学校支援の方策について話し合った実行委員会の初会合

 東広島市教委は十三日、学校と地域の連携強化を目指す「学校支援地域本部実行委員会」を初めて開いた。西条中央の三ツ城小をモデル校に指定。ボランティアによる登下校の見守りやクラブ活動の支援を組織的な取り組みに発展させ、学校運営をサポートする。

 来年度までの二年間、三ツ城小の教職員や保護者たちでつくる協議会がボランティアを募り、コーディネーター役の民生委員児童委員一人がそれぞれの活動を調整。将来的には二〇一一年度に開校予定の西条第二中(仮称)を含む市内の十四中学を中心に広げる。国の委託事業で、本年度の事業費二百万円は全額補助を受ける。

 市児童青少年センターであった実行委の初会合には、市内の公民館長や住民たち十五人が出席。「学校のニーズが分かれば支援しやすい」「委員会で課題を探ろう」などの意見が出た。

 実行委員長を務める市社会教育委員会議の清原秀友議長は「学校や家庭、地域が協力して子どもの健全育成につなげたい」と述べた。(小山顕)

(2009.5.14)

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